作品詳細
アニメーション制作会社
サンライズ
スタッフ
原作者
大河内一楼、谷口悟朗
監督
谷口悟朗
シリーズ構成・脚本
大河内一楼、吉野弘幸、野村祐一
音楽
中川幸太郎、黒石ひとみ
シリーズ
TVアニメ
- コードギアス 反逆のルルーシュ(全25話 + 総集編2話)
- コードギアス 反逆のルルーシュR2(全25話)
映画
- コードギアス 反逆のルルーシュI 興道
- コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道
- コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道
- コードギアス 復活のルルーシュ
OVA
- コードギアス 亡国のアキト(全5章)
ストーリー要約
戦争・差別が行き交う世界の中で、主人公ルルーシュは謎の少女から「目を見て命令すれば、全て従わせることができる」という特殊な能力を手に入れる。王族で、IQが高く賢いルルーシュはその特殊な力を使い、世の中を大きく変えようと目論む。
世界はブリタニア王国が主権を握っており、ルルーシュの父親が国王。しかし、何者かに母親を殺されたタイミングでも日本で暮らすことになる。日本はイレブンという名で下級民族の扱いをされており、その身分で王国に反撃することになる。
見どころ
特殊能力ギアスの存在
「目を見て命令した相手を服従させることができる」能力であるギアス。これありきでストーリーの構成は作られていると言っても過言ではないだろう。最強・チートに思える能力であるが、完璧ではなく、主人公の賢い使い方により面白い展開になっていると言える。
政治的な戦略による世直し
特殊能力を持った少年が覇権国家に楯突くだけであれば普通だが、コードギアスの場合は差別を受けていたイレブン(日本人)の存在を利用して政治的に戦略を練った上で戦いを挑むことになる。ネタバレになるがゼロと呼ばれる存在を作り、これを神格化させたなかで差別されてきた人民の士気高めていく。
最強の少年がただただ、知力と能力で強敵に挑むという単純なものではなく、大人が視聴しても面白い内容へと変わっている。
ロボット的な要素
超能力によるバトルが基本ではない。攻防のメインは操縦士を含めたロボットになる。つまり、ロボットや大勢の武力の前ではギアスを持っていたとしてもかなわないというのが本質的な設定だ。ロボットの攻防により、バトルやアクションの演出が高まっているのもコードギアス魅力の1つだと言える。
C.Cという謎の存在
超能力を踏まえるとファンタジー的な設定ではあるが、基本ストーリーはリアリティをぶらさずに進んでいく。そんな中で、ファンタジー的な要素は超能力を主人公に与えたC.C(シーツー)という存在。ストーリの根本はこのC.Cという存在が大きい。本編で謎が多い存在で、色々な要素があるなかで薄まっているように感じるが、最後はこの謎の存在を紐解いていくというところが面白さの原点である。
見る順番
TVアニメシリーズは必須
- コードギアス 反逆のルルーシュ(全25話 + 総集編2話)
- コードギアス 反逆のルルーシュR2(全25話)
TVアニメ1期と2期は必須。コードギアスのすべてが詰め込まれている。劇場版は視聴していない層もいるくらい、きれいに終わってくれている。むしろ、TVアニメシリーズで完結しすぎており、劇場版でマイナス評価しているギアスファンも多いだろう。管理人もそのたぐいではある。ただ、TVアニメ版が面白すぎるため、次作を見てしまうのも無理はない。ハマったアニメで次作が評価悪かったとしても視聴してしまうのはヲタの性というか、普通の行為だろう。
劇場版シリーズは復活のルルーシュだけでOK
- コードギアス 反逆のルルーシュI 興道
- コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道
- コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道
- コードギアス 復活のルルーシュ
劇場版はすべてで4作品あるが、必須なのは「コードギアス 復活のルルーシュ」だ。興道、叛道、皇道はTVアニメ版の総集編であり、復活のルルーシュが公開されている中で、あえて視聴する意味はない。TVアニメ版を視聴したあとだと、すっかすかな内容に感じるであろう。待望の次作を待っていたファン向けのおつまみといって良い。
亡国のアキトはコードギアスとは別のお話
コードギアス 亡国のアキト(全5章)
全てで5話(1話約1時間)あるコードギアスのスピンオフ作品である「亡国のアキト」。これはコードギアスの設定を受け継いだ別の話だ。関係性はあるが、話は全くつながらないというのが正しい言い方だ。
世界観やキャラ設定などはコードギアスとそっくりであり、見どころも多いと思うが、コードギアス本編より格落ちしてしまう。
「コードギアスTVアニメシリーズ1・2期」、「コードギアス 復活のルルーシュ」と視聴して、ハマった方。スピンオフは別腹という方はぜひ視聴してほしいものだ。