ストーリー要約
「甲鉄城のカバネリ」は、蒸気機関が発達した日ノ本を舞台に、装甲機関車・甲鉄城に乗る人々と不死の怪物・カバネとの戦いが描かれているアニメ作品。
カバネは噛んだ人間をウィルス感染させ、同族に変えてしまう存在で、いわゆるゾンビのような位置づけです。
人々はカバネから隔離された駅で生活しています。しかし、顕金駅にカバネが侵攻し、生き残った住人たちは甲鉄城で脱出を試みます。
主人公の無名と生駒はカバネリと呼ばれ、人々に迫害されながらも、甲鉄城と共にカバネとの戦いに挑みます。時代劇やバトルアクション、ゾンビなどの要素が詰まった、スリリングな物語です。
見どころ
バトルシーンが魅力
本作品は「鋼の錬金術師」「進撃の巨人」などで有名な、WIT STUDIOが制作しています。
その中で、スチームパンクと和風を融合した世界観と迫力満点のバトルシーンが魅力です。制作会社がバトルシーンを得意というところが良いですね。
澤野弘之による音楽も相まって、動くキャラクターの描写や振動する列車など、作画の美しさにも注目です。
不信や葛藤を描いたストーリーが良い
不信や葛藤を描いた物語が見どころのひとつ。
よくあるゾンビ物語でもありますが、主人公の生駒は、カバネリと呼ばれるカバネの体を持ちながらも人間の心を持った存在です。 しかし、その存在が認められず、彼らは忌み嫌われ、阻害されます。
このような状況が物語を盛り上げる要素のひとつであり、カバネリである生駒たちがどのように葛藤し、成長していくのかが描かれています。
4人が成長していく姿
女子高生4人組の成長が見どころの1つ。南極を目指して共同生活を送り、辛い過去を乗り越えて進んでいくプロセスの中、4人が成長していく姿が見ものです。
4人は人としてタイプが違うけど、同じ目標に向かっていく。周りから「無理」と言われるけど、成長して現実を打ち破っていく過程がみどころです。
特に不器用な4人が足りないところを補い合い、変わっていく姿は青春と成長を感じる。
和製ゾンビもの
日本の舞台、時代劇やスチームパンクという基本ベースにゾンビ要素が乗っかった新しいスタイルの『和製ゾンビ』作品といっていいでしょう。
ゾンビもの系はどこか欧米の方によった設定が多いですが、そこが本アニメの大きな違う部分。
『甲鉄城のカバネリ』も、日本のアニメーション作品として、世界的なゾンビものの中でも十分に名作として加えられるほど素晴らしい作品でしょう。
作品詳細
アニメーション制作会社
- WIT STUDIO
スタッフ
原作者
- WIT STUDIO
監督
- 荒木哲郎
シリーズ構成・脚本
- 大河内一楼
- 瀬古浩司
音楽
- 澤野弘之
シリーズ
TVアニメ
- 甲鉄城のカバネリ
映画
- 甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光
- 甲鉄城のカバネリ 総集編 後編 燃える命
- 甲鉄城のカバネリ 海門決戦