ストーリー要約
記憶を失ってしまった主人公とその主人公を王子様と心惹かれた少女を中心に話は展開していく。記憶がない主人公は手にしている携帯電話にかかってきたコンシェルジュの助言により、巨額のお金を使うことができることが判明。その携帯電話を所持している人物を対象にリアルを巻き込む頭脳戦バトル、謎解きがが展開されていく。
見どころ
謎が多い設定がのめり込む要素
主人公が記憶を失った状態の設定からストーリーが展開されていき、何もわからないままアニメの設定を理解していく流れは、視聴者と同じ立場から始まる。つまり、主人公も視聴者も同じ目線で物語が進んでいくため、感情移入がスムーズかつ強ため、初回からハマる要素が高い。
その上に、ストーリーの展開やリズムが良いため、視聴を始めるとといっきに最終話まで観てしまうレベル。
癖の少ないスタイリッシュなアニメーション
主観ではあるが、東のエデンのデザイン、作画アニメーション良くも悪くも癖が少ないものだ。いわゆる絵的に好き嫌いが大きくない作品である。つまり、ストーリーによる魅力が面白さの重要な要素であり、その脚本を際立てせているアニメーションとなっている。
もちろん、 Production I.Gならではの細かなアニメーション、高いクオリティがあっての話ではある。
作り込まれたゲーム設定
巨額の電子マネー、セレソン、サポーターという3つのキーが存在する設定で話が進むが、この設定が主人公目線で展開されるストーリーのむずかゆい部分を演出させている。多くを語るとネタバレにひっかかるため控えておくが、東のエデンの頭脳戦のような要素はこの設定が生み出した産物だと思っている。
見る順番
TVアニメから入るが吉
- 東のエデン
東のエデンはTVアニメが筆おろしであるが、劇場版として総集編も公開されている。約2時間でストーリーが理解できるため、時短にはなるが、TVアニメ(全11話)もリズムが良いため、ストレスなく視聴可能だ。ストーリーや設定も含めて、TVアニメの方が圧倒的に深いため、TVアニメ版の視聴をおすすめする。ただ、総集編でも理解できるため時間をかけずに楽しみたたい方は有りだ。
劇場版シリーズはTVアニメの続編&完結編
- 東のエデン 総集編 Air Communication
- 東のエデン 劇場版I The King of Eden
- 東のエデン 劇場版II Paradise Lost
前述どおり、総集編はTVアニメを視聴した層には必要ない。劇場版1作、2作は東のエデンの多くの謎や紐解かれる存在。いわゆるストーリーを完結させる内容となっている。
TVアニメを全話視聴したタイミングでは劇場版2作で終えることができるのか疑問が残るが、正直劇場版はTVアニメほどの展開の面白さはない。良くも悪くも東のエデン絶頂期はTVアニメの最終話と言っていい。
作品詳細
アニメーション制作会社
Production I.G
スタッフ
原作者
神山健治
監督
神山健治
シリーズ構成・脚本
神山健治
音楽
川井憲次
シリーズ
TVアニメ
- 東のエデン
映画
- 東のエデン 総集編 Air Communication
- 東のエデン 劇場版I The King of Eden
- 東のエデン 劇場版II Paradise Lost